Chromeのサードパーティークッキー廃止が延期

Web制作会社やWebマーケティングの会社は対応を迫られているであろうサードパーティークッキーの廃止問題、Googleは2022年上旬にはchromeでサードパーティークッキーを使えないようすると公表していましたが、2023年以降に延期することにしたようです。

クッキーとは、Webブラウザが保持するテキストファイルです。通常は一方通行であるWebサーバからWebブラウザへのWeb閲覧ですが、WebブラウザからWebサーバへクッキーを渡すことでその閲覧者が前そのWebサイトにきたときにどのような行動をとったWebサーバが把握することができ、相手によって表示する情報を変えることができます。Webブラウザ上でゲームをやっていてWebブラウザを一度閉じても続きができたりするのはクッキーのおかげです。

 

サードパーティークッキーとは、Webサイトをまたいで共有されるクッキーのことです。一度ある商品のことを調べると、その後延々と広告にその商品や関連商品の広告が表示されるのはこのクッキーが関連していることが多いです。Googleは欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)に対応し、プライバシーを守るためにサードパーティークッキーを廃止することを表明しています。ただ、Webサイトが対応しきれないであろうということで1年ほど期間を延ばしたということのようです。

https://japan.cnet.com/article/35172922/

 

ちなみにGoogleは、自社で開発中のFloCという技術を使ってサードパーティークッキーの代替をするつもりのようです。Googleのことですから自社が損をするようなことはしないはずなので、FloCで一儲け狙うのではないかと思われます。

https://developers-jp.googleblog.com/2021/04/floc.html 

 

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