楽天モバイルの騒動について

2020年4月8日に本格的にサービスを提供し始めた楽天モバイル、4月15日に実際に名古屋で使ってみたら通信速度早かったよ、という記事を書きましたが、その後、行政指導を受けるような失態を連発しています。

通信障害は頻発しているようです。これは、2018年にソフトバンクが通信障害を発生させたときに、楽天の三木谷社長が、そんなのはありえない、という趣旨の発言をしていたらしく、だいぶ叩かれていますが、ある意味仕方ないですよね。

そのほかにも無料通信アプリのRakuten Linkを使い始める際に、認証が行われないなど、IT企業としてはどうなのかという事件をいくつか起こしましたが、6月10日にはさらにとんでもないことが発覚しました。販売しているスマートフォンが使用する4Gの周波数を告知なく変更していたということです。

説明を聞いてもなんのことか分かりにくいのですが、とてもかんたんにいうと最初販売を開始したときに使える周波数帯にBand 1 (2.1GHz)という周波数帯が入っていたのに、いつのまにか使えなくしてあったということです。(その代わり、他の周波数帯が増えています。)

これがなぜ問題化というと、使う周波数帯によってつながりにくい、つながりやすいという差が出る可能性があるので、消費者に正しく伝えなければならないという原則があるからです。(利用可能周波数帯を聞いて端末を選ぶ人もあんまりいないと思いますが)これもばっちり行政指導が入りました。

 

とはいえ、これまでのところ個人的には特に何も害を被っていないので、安くて速い通信手段として活用できる場面では活用してきたいところです。

https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/notice/2020/200626_01.html

 

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