国際ワン切り?が流行中

かなり前にIP-PBXをハッキングされて、知らないうちに海外へ電話をかけさせられて、高額な電話料金を請求されるという犯罪が発生しているということを書きましたが(IP電話の不正利用が怖い)、最近はもっと原始的な方法に戻って海外に電話をかけさせる犯罪が多発しているようです。

いわゆるワン切りというやつで、よくテレビなどでも注意喚起されています。携帯電話に海外(主にアセンション島。番号は+247で始まる)から着信があり、折り返すとなんだかんだうまいことを言われて長い時間通話状態を維持され、高額の通話料金が発生してしまうということです。料金の何割かは日本の携帯電話会社から海外の電話会社に渡ります。

 

なぜ、犯罪者がそんなことをするかというと、大体の場合は海外の電話事業者と裏取引しており、その電話事業者が受け取った電話料金の何割かを報酬としてもらうことができるからと言われています。関係ない人を騙して通話料金を払わせて、その通話料金の一部を電話事業者からもらっているということです。もしくは電話事業者自体が犯人で、自分たちで電話しているという説もあります。

 

とにかく相手が分かっている場合を除いて、着信番号が+で始まる着信があっても折り返し電話するのは止めた方がいいということです。

 

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