中古ドメインのオークション

以前も少し記事にしましたが(リンク)、インターネットのドメインというものは、過去に誰かが使っていて、現在は誰も使っていないものは再利用されることがあります。

お名前.comが運営している中古ドメインのオークションにおいて、かつてサークルKサンクスが使っていた”circleksunkus.jp”が60,000,300円で落札されました。すごい金額ですね。

中古のドメインを取得するメリットは以下のリンク先にも書いてあります。

https://www.onamae.com/campaign/auction/guide/

 

高い金額で落札する動機は、SEOに有効だからということになると思います。大企業が使っていたドメイン名等は、ドメインオーソリティーが高く外部リンクも多いので検索サイトで上位に来やすいです。新しい取得者はどんなことに使うか分からないですが、とにかく競合他社よりもアクセス数を増やせるであろうということですね。落札後のコンテンツの内容に関係なく、ドメイン名そのものの力を使うわけです。

 

当然悪用するのも容易です。例えば、フィッシング詐欺で使うWebサイトのドメインが”circleksunkus.jp”だったら、見るからに怪しげなドメインのサイトを詐欺に使う場合よりもだまされる人は多くなると想像できます。

 

たまたま自社で使いたいドメイン名が使えなかったのが、オークションに出されたので買うというのならまだわかるのですが、有名企業や映画のキャンペーンなどで使われていた中古ドメインを取得する人は、何か企んでいるの?と聞きたくなってしまいますね。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/18/news121.html

 

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