ドメイン名の不適切利用について

インターネットのドメインには様々な種類があります。インターネットが日本で広まり始めたころには企業は.comや.co.jpというドメインを使っているのが普通でしたが、現在は、.nagoyaとか.aichiなど地域名がついたドメインなど数限りなく種類が増えました。

基本的には、だれがどのようなドメインを取得するのも自由です。ただ、ac.jpというのは学校法人などのしっかりした教育機関しか取得できず、go.jpは政府機関や独立行政法人など公的な機関しか取得できないと覚えていました。

それは、日本のドメインを管理しているJPRS(株式会社日本レジストリサービス)がしっかり審査しているはずだからです。しかし、最近になって、ある事件をきっかけに結構いい加減な審査しか行われていないことが発覚してしまいました。

 

ある事件とは、今は山梨大学と合併してなくなってしまった山梨医科大学という大学が使っていたドメイン“yamanashi-med.ac.jp”を使った風俗店を紹介するアダルトサイトが出現したという事件です。

悪意のある誰かが、“yamanashi-med.ac.jp”を使いたいと申請したわけです。普通はJPRSがしっかり調査して、本当に存在する教育機関であることを確かめてからしかドメインを取得できないはずです。ところが、実際には無審査でドメインが取得されてしまいました。

大学っぽいドメインを使ってアダルトサイトを運営したからといってどんなメリットがあるのか分かりませんが、実際に“yamanashi-med.ac.jp”を使ってアダルトサイトが運営されてしまいました。

 

JPRSはDNSで“yamanashi-med.ac.jp”に関する名前解決ができないようにして、そのアダルトサイトへ“yamanashi-med.ac.jp”を使ってアクセスできないように対処したそうです。

 

これで一応事件は解決しましたが、審査がザルであることがばれて、JPRSの面目は丸つぶれですね。2019年4月26日に総務省から怒られたようです。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000152.html

 

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