昔の情報ネットワーク?

 今回は雑談を。(いつも雑談ですといえば雑談ですが。)現代では、情報ネットワークを構成するのにはコンピュータを利用することが前提となっています。なぜならば、情報を伝達することにおいては、コンピュータを使う方法が他の方法よりも様々な面で圧倒的に優れているからです。それは、伝達の速さ、情報量、正確さ、コストなどの面においてです。

 戦国時代以前、遠距離への最も速い情報伝達の方法は狼煙でした。世界を席巻した元(モンゴル帝国)の狼煙の伝達スピードは時速150mに達したようです。ただし、伝達できる情報量は少ない上に、戦の最中は狼煙が上がっているか確認できません。戦の最中は主に太鼓で情報を伝達していました。寄せ太鼓(攻めろ)と退き太鼓(退却しろ)を音の出し方で分けていました。総攻撃のときは寄せ太鼓を速いピッチで鳴らしたようです。

 情報ネットワークの世界では、情報を載せて伝達するものを媒体と呼びます。狼煙の場合は煙が媒体です。現代では光ケーブルや無線の電波などですね。狼煙と比較してみると伝達できる情報量が飛躍的に増えているのが分かるのではないでしょうか。

 江戸時代後期から明治時代にかけて、大坂の米相場を江戸まで届けるのに旗振り信号を使っていました。これは、大きな台を大坂、江戸間にいくつも作って、その上で旗を振ってリレー形式で情報を伝達する方法です。旗の振り方で、上がった金額、下がった金額まで細かく伝えることができました。情報量は10ビット以上です。部外者に見られても情報が盗まれないように暗号化もしていました。その伝達時間は大阪と江戸を1時間以内で伝えるほどだったそうです。

 

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