利用の終わったドメインを再利用するなりすまし

 官庁が一時的に使用していたドメイン名を使用終了後に取得し、政府関係のWebサイトのようなふりをしている“なりすまし”が話題となっています。

 具体的には観光庁が2013年に地域振興プロジェクト「タビカレ(日本タビカレッジ)プロジェクト」で利用したドメインである“tabicollege.jp”が、観光庁(ひいては国土交通省)とはまったく関係ない第三者によって使用されています。

 タビカレプロジェクトのWebサイトは2015年に閉鎖され、2016年3月には観光庁が更新したかったため“tabicollege.jp”のドメインは誰のものでもなくなりました。その後、現在の利用者が取得したようです。

 

 かつて誰かが使用していたものの今は誰も使っていないドメインを取得することは誰にでもできます。防ぐことはできないでしょう。知らずにブラックリストに載っているドメインを取得してしまい、どうがんばっても検索サイトの検索結果に出てこない、というような話も聞いたことがあります。これは笑い話ですんでしまいますが、今回のタビカレの件は、観光庁との関係があるように装っていますので計画的でかなり悪質ななりすましであるといえるのではないでしょうか。

http://www.security-next.com/093584

 

 一度プロジェクトに使ったドメイン名を、使わないのにずっと保有しておくのも無駄に料金が掛かってしまいますし、後で誰かが使うのを阻止するわけにもいかないですし、難しい問題ですね。

 

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