IoTに関する通信技術

 以前にWin-Sunという無線LANの規格を取り上げました。(日本発の無線規格Wi-SUNとは?

 

 Win-Sunは無線LANの規格ですが、IoTで使うセンサー等が遠隔地にある場合、中継する装置を途中に設置できないなど、無線LANでつなげることが困難な場合があります。その場合は、通信キャリアが提供するサービスを利用するわけですが、LTEなど高速な回線を契約してしまうと通信料金がばかになりませんし、機器に電力を供給するのがより大変になってしまいます。そういう事情から、安価で低速、低消費電力の通信サービスを提供するキャリアが増えてきました。こうした通信サービスはLPWAの技術を使っています。LPWAとは、LowPower,WideAreaの略で、電力をあまり使わず、なおかつ長距離の通信が可能な無線通信プロトコルの総称です。

  

 KDDIの提供する「KDDI IoTコネクト Air」もそういった種類のサービスです。1日10円の基本料金+1Mバイトあたり1円以下の通信料金(速度によって価格が異なる)という価格です。通信速度は32k~2Mbpsですが、センサーから簡単な情報を送るくらいなら十分な速度ですね。KDDIのメジャーなキャリアではないところもサービスを提供し始めています。

 

 京セラコミュニケーションシステムは「SIGFOX」という通信技術を使うサービスを2017年2月から東京で提供するそうです。こちらは100bpsとかなり低速ですが、価格は年100円からあるみたいです。

 

 ソフトバンクもLoRaWANという規格を使ったサービスを開始しています。

 

 LPWA(Low Power Wide Area=低消消費電力で電波が広範囲に届く)の規格はそれぞれ長所があり群雄割拠状態ですが、どこかに集約されていくのか、用途によってそれぞれ生き残っていくのかまだまだ分からないですね。

 

https://iotnews.jp/archives/20770

 

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